日本女性の中では貧血に悩まされている方が多いのではないでしょうか。
およそ10人に1人が貧血で悩んでいるという情報もあります。
貧血で悩んでいる皆さんのために少しでも助けになればと思い、ここでは貧血についての情報をまとめていこうと思います!
貧血の症状
まずは簡単に貧血に陥るとどんな症状が出てくるのでしょうか。
・めまい
・頭痛
・立ちくらみ
・脚のむくみ
・顔色が悪くなる
・疲れやすくなる
・息切れ
・動悸
よく見られる症状としてはこの通りです。
ただ場合によっては症状が出ない人もいるのでそういった時は注意が必要です。
また、上記の症状の中でも貧血とはまた違う種類のものがあります。「脳貧血」です。こちらは一般的に言われている貧血とはまた別の状態なので病院で見てもらいましょう。
脳貧血とは?
脳貧血というのは、簡単に説明すると自律神経のバランスが崩れ一時的に血圧が低下して脳にいく血液の量が低下することで起きることです。
脳出血で起こる症状というのは具体例を挙げると以下のような症状が起きます。
・朝礼等で長い時間立っていたら、ふらふらして気分が悪くなり倒れた。
・満員電車の中で電車が思うように進まず、長時間立っていたら倒れた。
倒れる前に、ふらふらする、めまいがする、気分が悪い、顔色が悪くなるなどが起きます。
貧血と似ているのですが普通の貧血とは体の中で違ったことが起きています。
脳貧血では神経の働きが影響しています。
神経の中でも自律神経という神経が急にうまく働かなくなり、血管がゆるんで広がり能に行く血液の量が減ってしまい色んな症状が現れてしまいます。ひどい場合は意識がなくなってしまうこともあります。
脳貧血は以下の状態の時に起きやすいです。
・風邪などで体調が悪い
・睡眠不足
・食事や水分が取れていない
・とても強いストレスを感じている
自分自身が初めて起きた場合や普通の貧血ではなさそうだなと感じた場合は病院にいって検査を受ける事をおすすめします。
また、周りの人で脳貧血で倒れた時、数十秒たっても意識が戻らない場合はすぐに救急車を呼んでください。ほかの病気が原因の可能性があります。
貧血の原因
貧血のほとんどは、血液の赤血球の中にあるヘモグロビン、そのヘモグロビンの重要な材料である鉄が不足する事による「鉄欠乏症貧血」と呼ばれるものです。
貧血の原因としては大きくわけて3つあります。
各項目に分けて説明していきます。
貧血の原因①出血
原因の1つ目は出血によるものです。
出血は怪我や鼻血などもそうですが、出産や重い月経などの出血も含まれます。ほかにも消化管などに異常があり、慢性的に出血している事も。
貧血の原因②赤血球が作れない
原因の2つ目は体が十分な赤血球を作れないことで貧血になることがあります。
これは栄養素が足りない場合に見られる原因ですね。
赤血球を作るために重要な栄養素は鉄、ビタミンB12 、葉酸です。
この3つが不足していると赤血球がスムーズに作れなくなり貧血になってしまう可能性があります。
過度なダイエットや偏食、アルコールの大量飲酒をしている場合はこれらによって引き起こされる可能性が高いので注意しましょう。
貧血の原因③特殊な病気
原因の3つ目は特殊な病気によって赤血球がどんどん壊されてしまうことから起きてしまうことです。例えば遺伝性球場赤血球症などがあげられます。
この原因で貧血が起きるケースは稀ではありますが上2つの原因ではないのに貧血が起きていた場合はすぐにかかりつけの病院で見てもらってください。
貧血を防ぐ為には?
貧血を防ぐためには、とにかく鉄を取る!これが一番重要で手っ取り早い方法です!
ダイエットや偏食などしていない場合でも鉄不足というのは起こりがち。意識しないと中々十分には摂取しづらいですよね。
手段として簡単なのが、健康食品やサプリを使用すること。
これらを食事に合わせて取ることで効率よく鉄を摂取することが出来ます。
貧血に悩んでる人はこれらの使用を検討してみてはいかがでしょうか。
鉄を取りやすい食事
健康食品やサプリを摂取するのに抵抗があるなーと言う方には鉄が多く含まれている食品を普段の食事に取り入れてみましょう。
ヘム鉄
・あさり等の缶詰
・豚、牛、鶏のレバー
・牛肉のヒレ
・まいわし(丸干し)やかつお
非ヘム鉄
・ほしひじき
・小松菜やほうれん草
・枝豆やそら豆
・豆乳や納豆、豆腐
・チョコレート
ここで出てきたヘム鉄と非ヘム鉄ですが、こちらは主に動物性食品がヘム鉄、植物性食品が非ヘム鉄にそれぞれ含まれていることが多いです。
ヘム鉄は非ヘム鉄より吸収率がおよそ5倍ほど高いと言われています。
しかし非ヘム鉄もビタミンCと一緒に摂取することで吸収されやすくなります。
非ヘム鉄と一緒に摂取した方が良いもの
・オレンジ
・キウイ
・カキ
・イチゴ
・レモン
・酢
・梅干し
基本的には酸味のあるものを一緒に食べると効果的です。
また、よく噛んでゆっくり食べることで胃酸の分泌を促し、鉄の吸収が高まります。
注意として、鉄の吸収を抑制してしまうものもあります。
それはタンニン、シュウ酸、フィチン酸などです。
これらが含まれているものは出来るだけ食事中には取らないようにして、食後から2~3時間ほどあけてから取るようにしましょう。
タンニン、シュウ酸、フィチン酸が含まれているもの
・コーヒー
・緑茶
・紅茶
・タケノコやホウレン草などの灰汁
・玄米
終わりに
いかがでしたでしょうか。
貧血と言っても原因や症状は様々。
特に女性の場合は月経などもあり貧血になりやすいですよね。
重い月経の場合はその裏側に子宮内膜症や子宮筋腫などの婦人科疾患や、出血を起こすような病気があることもあります。
ひとえに貧血と油断していると恐ろしいことになってしまうかもしれません。
通学通勤中や仕事、運動などでふらついて倒れてしまうこともあるのでちょっとでも違和感を感じた時はゆっくり座るか横になったりなどして休みましょう。もし行けそうであれば病院に行って相談をしてください。
また妊娠中の貧血には十分注意する必要があります。
妊娠中に強い貧血があると、赤ちゃんが十分な酸素を貰えず、影響が出ることもあります。妊娠前に貧血かどうか状態を確かめておいた方が良いかもしれません。こちらも病院に相談してくださいね。